画像管理ソフト「Eagle」が自分にとってイマイチだった理由

 Eagleが優秀な画像管理ソフトだと評価するいくつかの記事を見て実際に購入して使っていたのだが、しばらく使っているうちに問題が発生し、自分にとって最適でないソフトだと感じた。


 結論から言うとEagleは優秀なソフトだが、それはあくまでも「扱うファイル数が数千件程度」の人に限った話だ。


 Eagleにはいくつかの問題がある。特に自分にとって重大だったのが以下の条件でソフトが実用不可能なレベルで重くなることだった。

  • 登録ファイル数が数万件以上になる
  • 上記のファイル数でオンラインストレージやNASで同期する

 使い始めた当初問題になっていなかったのは登録していた画像が少なかったため。現在の自分の使用状況だとトータルの登録ファイル数が10万件以上になっており、これがEagleを極端に重くしていると考えられる。

 理由として考えられるのが、Eagleが大量にファイルを生成し、くわえてそれらが1つのフォルダ内で管理されるという仕組みにあると思う。

Eagleは画像インポート時に1つの画像ごとにフォルダを生成し、その中にメタデータやサムネイルイメージも同梱するため、「フォルダ+サムネイル+メタデータ+元画像」でファイル数が4倍になる。

 この仕様はクラウドストレージやNASと非常に相性が悪い。例えばDropboxだと公式ドキュメントでファイル数が30万件以上になると動作が低下し始めると書かれている。Eagleは画像だけでなくWordファイルや音声ファイルなども管理できるため、それらを一元管理しようと考えるユーザーは問題に直面する可能性が高くなる。Eagle公式はオンラインストレージで同期できることを売りにしているが、調子に乗ってファイルをどんどん増やしていくとPCに恐ろしい負担をかけることになる。

 自分の場合、Dropboxの高いCPU使用率と、それに伴って同期のコンフリクトも発生したためNASで同期にすることにした。NAS導入直後は問題なかったが、調子に乗ってファイルを増やしていくうちにNASの動作に負担がかかりはじめ、ライブラリの読み込み自体が困難になった。

 加えて、Eagleのライブラリ内では登録したファイル数分のフォルダが1つのフォルダ内にまとめて置かれている。例えばインポート前は100のフォルダにそれぞれ100枚画像を入れていたディレクトリ構造だったとしても、Eagleにインポートしたあとは1つのフォルダ内に1万のフォルダがずらりと並ぶことになる。パフォーマンスが低下したNASからファイルを救出するために部分的にデータを移そうとしたところ、数万のフォルダが並ぶフォルダを開けると同時にNASが死にかけた。

 ただ、冒頭で書いた通りEagle自体は優秀なソフトなので、用途を限定すれば十分役割を果たせる。特にオンラインストレージやNASで同期することを考える場合、ファイル数には注意しなければならない。
 

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